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不妊治療のことや女性の体のお悩みについての
コラムを掲載しております。

子宮頸がんワクチンの有効性について

子宮頸がんはの95%以上はHPV(ヒトパピローマウィルス)というウィルス感染が原因です。ウィルスであるため、ワクチン接種による予防が非常に有効です。

当院では4価ワクチン(子宮頸がんの主因となるヒトパピローマウィルス(HPV)16型・18型と 良性の尖形コンジローマの原因となる6型・11型の4つの型に対するワクチン)を受けて頂けます。子宮頸がんの約70%はHPV16型・18型が原因です。

 

4価ワクチンが浸潤がんの発生率を抑えることを示した論文

10-30歳で少なくとも1回4価ワクチンを受けた人が31歳までに浸潤子宮頸がんになったかどうかを調べています(初回ワクチン接種年齢でグループ分けされています)。

スウェーデンの約167万人の10-30歳女性を追跡対象とした国家規模の論文で、その要旨をグラフにしました。

接種なしグループの発生率を1とし、関連因子を加味し発生率を多変量解析した結果

接種あり(17-30歳)グループは、発生率0.47=発生リスク53%減

接種あり(10-16歳)グループは、発生率0.12=発生リスク88%減

「31歳までに子宮頸がんになる」や「少なくとも1回のワクチン接種(本来は3回行う)」

など、ワクチン接種グループに不利になる条件がある中で、この発生率の減少はワクチンの有効性を強く示していると思います。

特に接種時期として推奨されている10-16歳での接種が効果抜群であることも明らかです。

出典:HPV Vaccination and the Risk of Invasive Cervical Cancer:J Lei et al. N Engl J Med 2020; 383:1340-1348

 

新潟県でのワクチン接種の有無によるHPV16型・18型感染率を調査した論文

新潟県でワクチン接種推奨されていた世代の頸がんの主因であるHPV16型・HOV18型の感染率を調査した結果です。

ワクチン非接種者のHPV16型・18型感染率→2.2%

ワクチン接種者のHPV16型・18型感染率→0.1%

⇒ワクチン接種することにより、HPV16型・18型感染リスクは、100人に2人が1000人に1人の確率に低下します。ワクチンの強い有効性を示した論文といえると思います。

出典:Bivalent Human Papillomavirus Vaccine Effectiveness in a Japanese Population: High Vaccine-Type–Specific Effectiveness and Evidence of Cross-Protection:R Kudo et al. J Infect Dis. 2019 Feb 1; 219(3): 382–390

 

ワクチンの有効性を証明する比較的新しい論文を紹介しましたが、世界的には様々な疫学的・統計学的なデータがあるため、WHO・厚労省・日本産科婦人科学会など公的機関はワクチン接種を推奨しているのが世界の現状です。

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